
一部マニアの間では評価の高いらしいSAOSINは音源を入手できてないので、オムニバスでしか聴いたときがないのだけれども、これは、そこのヴォーカルが新しくはじめたバンドであるようだ。ふむふむ、なるほど。ナイーヴさを強調したトーンは、サーズデイあたりに近しい。バックの演奏は、メタリックでもドラマティックでもなく、渇いた音をスムーズな連なりに構成してゆく。ヴォーカルのメロディと高音の伸びは、マーズ・ヴォルタのセドリックを思わせる。全体のイメージは、灰色のかかった青といったところである。レーベル・メイトのアーマー・フォー・スリープと同様、00年代的なもののコンビネーションといった感じ、これといって新しいものではないが、しかし、そのサウンドの真っ直ぐな強さは買う。
