ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年01月20日
 天上天下 16 (16)

 現在の『エア・ギア』もそうなのだけれどもさあ、登場人物たちがなぜ争わなければならないのか、の因果はどうでもいい、いや、どうでもいいとまでは言わないまでも、せめて本筋のなかでやってもらえないものだろうか。要するに、長えんだよ、過去篇というかワキのエピソードが。まったくもって、大暮維人にかぎらず、オタクでメタルでファンタジーなマンガ家(あとエロ要素が強い、を付け加えてもいいよ)の悪い癖だ。とにかく、である。僕がこの『天上天下』で読みたいのは、超高度で燃える学内バトル・アクションなのだった。いっそのこと俵文七クラスのホットな人間だけで物語をつくってもらえないものだろうか。と、しかしようやく、この16巻を読むかぎりでは、本筋に復帰してくれそうな気配が感じられる。そう、舞台はそこへ、かつてはパラダイスであった統道学園へ、と戻る。とはいえ、主人公である凪宗一郎には、不必要に変わるルックスも、性格も、メタモルフォーゼしちゃうところも含め、もはや信用に値する造型はないし、最大にして最強の宿敵であるはずの光臣に関しては、おいおい、おまえ、何やってんだよ、ふざけるな、みたいな感じの展開になってしまっているけど、あいかわらずボブが熱さを秘めてバカっぽいのと、文七が執行部の副将にばっちりエントリーされている点に、ひと筋の期待をかけるが、何はともあれ今巻のサーガ・マスクみたいな扱いは勘弁願いたい。

 『NAKED STAR』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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