ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年04月24日
 僕にとって、ディジー・ミズ・リジーというバンドは、同世代あるいは同時代的なバンドという認識に止まる程度のものであった。ビートルズへのこだわりはちょっと理解しづらかったが、しかしサウンドガーデンの曲名のもじりを自分たちの楽曲につけたり、インタビューでマニックスの『ホーリーバイブル』をフェイヴァリットにあげたりなどの振る舞いは、過分に共感できるものであった。けれども、サウンドに対する正直な好みとしては、バンド解散後におけるティム・クリステンセンのソロ・ワークスのほうがジャストであったりする。メロディとポップなフィーリングが、純度の高さを保ったまま、身体に浸透してくる感じが堪らなく、よい。

 さて。本作は、どうやらアビーロード・スタジオで行われた公開セッションを、音盤化したものであるようだ。これまでに発表された2枚のアルバムからチョイスされた楽曲を見てみる限り、ベスト盤的な要素も含まれている。もとの音源への細工はほとんど施されていないみたいで、音のヴォリュームはちょっと弱いけれども、なかなかに聴かせる。リラックスしたムードのなかに、適度な緊張感が混ざっており、緩むこともないが、かといって強張り過ぎることもない、ひじょうに心地よい空間が演出されている。やはり、とくに惹かれるのはヴォーカルである。声量が声質がどうのという問題ではなく、なんだろう、ダサい言い方になるが、心がこもっている。春の日に聴くには最適で。とてもあたたかなのだった。CCCD。

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posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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