ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年04月15日
 If We Could Only See Us Now [CD & DVD]

 8月に新作が出るらしいスライスの、レア・トラック集CDとライヴDVDの2枚組セット。ここでは、CDの内容についてメモ書き程度に。1曲目と2曲目が未発表曲(新録もしくはサード制作時のアウトテイクだと思われる)で、両方ともに疾走感あふれるパワフルなナンバー。3曲目は、サード作収録曲のアコースティック・ヴァージョン。4曲目と5曲目は、サード作収録曲のライヴ・ヴァージョン。といっても、激しい感じではなくて、もともとの曲がそうであるというのもあるけれど、メロウな印象に引っ張られている。6曲目、ビートルズ『リボルバー』収録曲のカヴァー。匂い立つ様式美な仕上がり。7曲目もカヴァーで、80年代に活躍したオーストラリア出身のアーティスト、リアル・ライフのナンバー。元曲にあったピコピコとした感触は、元気一杯のリフ・ワークに置き換えられている。8曲目は、どうやらセカンド・アルバム時のアウト・テイクであるらしい。叫んでいる。ラスト9曲目はセカンド・アルバム収録曲のライヴ・ヴァージョン。で、個人的に、スライスは、ヘヴィ・メタルのフォーマットをメロディック・パンクの側から換骨奪胎したような、さいしょの2枚がジャストで、エモ(スクリーモ?)という文脈に完全に寄ったサード作は、ちょっとメジャー過ぎるというか、あまり好ましくなかった、というのは、やっぱりそれはステレオタイプだろう、とツッコめてしまうからなのだった。で、これなんかはむしろ、そのセカンドとサードの間ぐらいに置いてみると、ちょうどいい。単純にいうと、バラードの存在しなかったバンドが、バラードを獲得するまでの過程といったところだ。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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