テイキン・バック・サンデイやサーズデイを発掘したVICTORYレーベル(ハードコアの名門のはずなんだけど、最近はエモってるねえ、日和ってる)が、そのテイキン・バック・サンデイやサーズデイを引き合いに出してデビューさせたバンドなのだけれど、それはどうもプラスになっていない気がする。というのは、聴いてみると、これは完全にサーズデイのフォロワーで、オリジナルな箇所というのがほとんどないからなのだった。
たぶん、こういう人たちって、オリジナルであるとか革新的だったり斬新的だったりするアプローチなどは必要としていないんだと思う。今時のエモーションとかリアリティこそが最重視されていて、こういったメロディ+スクリーム+ヘヴィ・ギター+疾走感というのは、彼らの世代にとって、そういったことを表すのにもっとも適したフォーマットなんだろう。ただ、やっぱりサーズデイが、自分たちの感情なんてのはありふれていて、ただのコピーでしかないんだと、うたったあとで、こういうのが出てくると、悲しくなってしまう僕がいる。
あと、どっちがアルバムで、どっちがバンド名なのかわからない言葉のセンスや、楽曲のタイトルなどに現われているとおり、基本的にロマンティシズムやリリシズムが音の背景としてあるのだけれど、それがうまく表されていないということが、ひとつの弱点なのかもしれない。どこかに戸惑いがあって、今一歩、突き抜けていないのだ。
悪くはないバンドだけれど、べつに特別だというわけではない。本人たちがそれでいいやと思ってんならば、それはそれで構わないと思う。
ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年07月14日
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