
これまでにもベスト盤の類は数種出ているので、オジー・オズボーン本人が自身によるライナー・ノーツのなかでいっているように、目玉は、他アーティストとの共演を収めたディスク3と有名ロック・ナンバーをカヴァーしているディスク4であるだろう。もちろん、深いマニアになると、ディスク2に数曲収録されたデモ・トラックにほくそ笑むのかもしれないが、そのデモ・トラックが既発表のものなのかどうかわからない程度のファンである僕には、興味の対象外なのだった。とはいえ、ディスク3はほとんど聴いたことがあるものばかりだし、ディスク4に関しては、作品として純粋におもしろいかどうかといえば、ちょっとばかり微妙である。ディスク4、2曲目のマウンテン「ミシシッピー・クイーン」で聴けるレズリー・ウェストのギターは、あいかわらず格好いいな、と思うけれど、他の楽曲については、全体的にアレンジが手堅すぎて、元曲よりも地味な印象があり、オジー・オズボーンというアーティストにある程度の感情移入をしないと楽しめないような、そういう感じがした。
