ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年12月04日
 GATE OF PLANET

 こういうマンガ家に出会えることは、すなおに嬉しい。『BLUE』が、ひじょうに好感触であった咲坂伊緒は、それ以外の作品を読んだときがなかった(気がする)ので、この機会に、以前のものにも目を通しておきたい、という感じになったのだ。そのようなわけで、四篇の読み切り作を収めた『GATE OF PLANET』である。表題作の「GATE OF PLANET」が04年の作品で、ほかのは05年に発表されており、なるほど、こうして見てみると、ここで断片的に採用されているモチーフを、最良のかたちで発展させていったのが『BLUE』になるわけだ、と、そういう印象を受けた。なかでも特徴的なのは、ヒロインの目前に置かれた告白という行為が、彼女の自意識を強烈に反映するため、その向こうにいる他者の内面を完璧に隠蔽してしまう、といった構図で、そういえば、これは『BLUE』でもとられていた。また女性同士の摩擦が、けっこう容赦なく描かれているあたりなども、卑近に起こりうることであるがゆえに、なかなかにヘヴィというか、作者の指向性をうかがわせる。いずれにせよ、すべての篇が、しきりに感心するほど興味深い内容であったよ。

 『BLUE』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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