ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年04月08日
 WORST 11 (11)

 この巻からが、本筋である花VS天地の大勢を巻き込んだ抗争、そのための本格的な準備期間である。この第2部を経て、第3部で決着という風になるのだろう。そのことは、この巻で「悪のヒーロー」というタームが登場することからも明らかだ。花と天地は、『QP』で我妻涼という不運でありながらも、その不運さが大勢を魅了してしまったことに対する作者の反省から生まれたキャラクターで、ホットで優しい内面を持つ花と、クールで残酷な内面を持つ天地は、両極である。どの時代にも不良が存在するのは、悪に憧れる一定の潜在層が、すべての世代に存在するからであり、それは、ある種の普遍的な事実であるのだが、しかし、悪を極めることは果たして救いになるのか、といった問いに対する答えとして、花と天地の対決はけっして避けられないものとなっている以上、ふたりの対比(違い)こそが、もっとも綿密に描かれなければならない重要なファクターなのだ。そして、彼らふたりが象徴するものがそれぞれ、彼ら以外の人々にどう作用するのか、そのことの具体的になってゆく段階へと、いよいよ物語が突入したのである。


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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