ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年11月24日
 サルヤマっ! 4 (4)

 あっちゃんにはがっかりさせられたよっ。転校生の春菜は、家庭の事情に起因するその冷めた性格から、新しいクラスメイトらと打ち解ける気もなかったのけれど、背は低いが前向きなまちゃる(勝)と出会い、感化され、変わる。大勢の友人たちと賑やかで楽しい時間を過ごすせるようになり、やがて春菜とまちゃるは、それぞれを意識し、恋人として付き合いはじめるのだった。と、以上が、彬聖子『サルヤマっ!』の、これまでのおおよそであり、ふたりをずうっとサポートしてきた、まちゃるの幼馴染みこそが、あっちゃん(アツ)なのだけれども、どうもあっちゃんときたら、この4巻で、春菜のことがすこし、気になるような素振りだったりするのだ。それはだめだよ。あっちゃんの良さはさあ、なんつうか、そうじゃなくて、こう、軽薄に見えても、じつは他人の気持ちを大切に汲み、何よりもまちゃるとの友情を、とてもとても大事にしているところだったではないか。だから僕などは、春菜が、あっちゃんのふざけた態度にさえ〈城戸(注:あっちゃんのことね)は あたしがまちゃるの彼女じゃなかったら たいして構ってこないよね〉と信頼している場面に、それがあっちゃんなのさ、と納得させられるのであって、物語上の安易な装置的に、三角関係のダシにされてしまっては、堪らない、反応に困るのだよ。あるいは、この作者の力量は、これぐらいのものなのだろうか。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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