ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年11月24日
 So Divided

 メジャー・デビューしてよりのここ数作、とっつき易いのかとっつき難いのか、一概には判断しづらい境界線上でスリリングなギター・ロックを展開している...AND YOU WILL KNOW US BY THE TRAIL OF DEADのニュー・アルバム『SO DIVIDED』は、05年の前作『WORLDS APART』に比べると、カラフルなファンシーさ加減を若干低めながらも、甘美にポップであること、それをスケールの大きいパーカッションで讃える、牧歌的なメロディと重層的な演奏とのアマルガムともいえる、独特な世界観は、以前として健在である。翻って、このバンドの強みは、やはりドラムを中心としたリズムにあるのではないか、と思う。おそらくソング・ライティングのレベルで機動性が高くつくられているのは、2曲目の「STAND IN SILENCE」ぐらいであり、収録されているナンバーの多くがスローあるいはミドルのテンポをとっている。そうなってくると概して、キャッチーなコーラスに達するまでの過程が、そのまま楽曲の盛り上がりと合致することになる、平面的な構成に落とさざるをえないわけだが、...AND YOU WILL KNOW US BY THE TRAIL OF DEADの場合、もしかするとギターのリフまで含めてしまっていいのかもしれないけれど、拍子のやたら起伏に富んでいることで、無数の緊張を鎹とするかのような、立体的なサウンドを構築している。ともあれ、僕個人の好みからいえば、02年の前々作『SOURCE, TAGS & CODES』が、もっともジャスト目な内容なのだが、しかし、こうしたアーティスト・サイドの、目に見えるほどの表現欲が為しえた作品には、有無もなく感心せさられる。

 『WORLDS APART』について→こちら

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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