ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年04月03日
 蒼太の包丁 6 (6)

 繰り返すが、料理マンガが好きである。理由は、そこに努力とガッツによる、経験と教養の譲渡が存在しているからだ。もちろん、それは、このマンガでも行われている。主人公は、銀座の一流料亭で働く生真面目な青年、蒼太であるけれども、この巻でいちばんの読みどころは、じつは、その蒼太の後輩である須貝のエピソードである。田舎から曾祖母が出てくるので、自分の料理をなんとか食べさせてやりたいのだが、須貝はまだまだ見習いのため、親方から、それを許されない。それでも、いろいろあって、須貝の願いが叶う段になると、いや、ごめん、僕がお婆ちゃん子だというのもあるかもしれないが、ぼろぼろと泣けてきてしまう。いい話である。須貝は、もともと今風の若者といったイメージで登場してきたキャラクターであるが、ここ数巻の間で、かなり厳しくしごかれながらも、仲間に支えられることで、料理人としての自覚をちゃんと持てるようになってきている。その成果が、いよいよ現れだしているのだと思う。人はたぶん、痛みを否定しなければ、かならず成長するものなのだ。なんてね。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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