ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年11月04日
 ツギハギ漂流作家 3 (3)

 その年のもっともすぐれた新人を決める室町杯にエントリーした吉備真備たち漂流作家は、地下遺跡のなかに地底人が封じ込めた化け物と遭遇してしまう。圧倒的な破壊力を前に、ライバルの誰もが歯の立たないとき、真備は、師匠フジワラ・ノ・フヒトの技を借り、放つのであった。ZUDOOOON! 西公平『ツギハギ漂流作家』最終3巻である。ううん、こうして改めて読んでも、まあ打ち切りだから仕方がないという事実を差し引いても、強敵との決戦の最中に回想に飛んでそのまま最終回という、話のまとめ方はやや難があるような気がしないでもないが、しかし、燃えるセリフ蒐集家としては〈百の罵声をあびせるよりも / 好きなもん一つ胸張って言える方がずっとカッコいいだろ / 何が嫌いかより / 何が好きかで自分を語れよ!!!〉という叫びが十分に熱いのでオーケー、これはぜひ日常的に使わせていただこう。ところで、ここには連載以前の『HELLO SUNSHINE』という読み切りも収められていて、2年も前の作品であり、ストーリー自体はけっして珍しくもないのだけれども、ああこれたしかに『週刊少年ジャンプ』に載ったとき読んだわ、と覚えていたのには、ちょっと驚いた。それは、こちらの記憶力の問題ではなくて、絵柄やセリフ、設定などに刻まれた、何かしらかの個性に起因するものではないか、と思う。

 2巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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