ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年10月26日
 『週刊少年チャンピオン』で侍がモチーフの作品を描いていたマンガ家は、やがて青年誌で鍵開けのマンガを描くという法則なんてのは、もちろんないのだけれども、芹沢直樹の『猿ロック』が作中で金庫を開けてくれなくなった今日この頃、ピッキング・フェチの欲望を満足させてくれるのは、もしかしたら山田秋太郎の『解錠ジャンキー・ロック』であるかもしれない。天才鍵師、日輪錠九登場の第1巻である。基本的には、落としどころのはっきりとした一話完結のエピソードが並べられており、それほどシリアスな展開に沸く作品ではないのだが、主人公である錠九が小さな小道具ひとつで眼前の鍵と対峙する場面は、几帳面な線の引かれ方もあり、なかなかにスリリングで、すくなくともそこだけは体温があがる。山田秋太郎の連載は、これまで原作付きが多かったので、今後、どれほどのアイディアを捻出できるかが、文字どおり、このマンガの鍵となるのだろうけれど、この巻に収められているラブ・ホテルのエピソードの、そのショボさなんかはもう、ギリギリであるような感じがする。いや、こういうのが好きそうなマンガ家だというのは重々承知のうえで。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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