ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年03月22日
二級品感漂うジャケットとタイトルが、良くも悪くも、すべてを表しているカラシのセカンド・アルバム。MCの交代があったが、基本線は変わらない、ローよりもハイな気分が強いロックとヒップホップのミクスチャーである。ある意味ではオールド・スクールな作りなのだけれども、このバンドの場合、着こなしが上手い、というか、センスの良さのほうにまず先に耳がいくので、ダサいという印象は、ほとんどない。前作に比べると、ミドル・テンポのナンバーなどに顕著なのだが、しっかりと重心がとれていて、矢継ぎ早に繰り出されるラップが、外へ外へと向かう、その勢いをぐぐっと引き戻し、あくまでも楽曲の内部に止まらせている、トータルで魅せるバランスとクオリティにフィードバックされているのだった。が、しかし反面、ラジオ・フレンドリー的な行儀の良さが表立ってしまってもいる。アルバムを総体でみれば、繰り返し聴ける耐久力が備わっていて、レベルの上昇は認められるのだけれども、突き抜けるパワーは失しられてしまった感じだ。前作でいえば「スティック・エム・アップ」のような、ずば抜けてヒット・ポテンシャルの高い一曲があると、ずいぶん雰囲気が変わる気がするし、それはけっして高望みではないと思うのだが、この作品に関しては、こちらの期待値を超えてはいかなかった。悪くはないんだけども、と、いったところである。
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