ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年03月18日
 Gratitude
 
 世界中にたくさんのエモーションが散らばっていて、そのひとつひとつが輝いている。あたたかい血を流している。けれども、それらはあまりにもひとりぼっちなので、ときに凍えて身動きがとれなくなる。これでお終いにしたい、と思う。が、しかし、それでも消えない熱がある。生きている。生きていた。そのことを思い出させる扇動性が、ジョナ・マトランガのヴォーカルには含まれている。サウンドの基本線は、ワンラインドローイングのような、いかにもソロイストなものではなくて、ニュー・エンド・オリジナルに近しい、バンド編成を強調したものであるが、ニュー・エンド・オリジナル以上に2本のギターがハードに響いている。でも、それは一方的な力押しを表さない。さまざまな痛みをすり抜けてゆく、軽やかさとスピードを導き出す。やわらなかメロディをうたう声の、そのなかにあるナイーヴさを庇うようにして、バックの演奏は激しく鳴っているみたいなのだった。ソング・ライティングの高さも異様である。どの楽曲もアンセムたりうる、そういう資格を持っている。名盤っていう言葉は、杜撰すぎる評価なので、あまり使いたくないのだけど、じゅうぶん名盤の名に値する内容だと思う。そして何よりも、ときどきは見失いかけそうになる感情の、その在処を指し示していてくれるサインだ。これに続いてゆけば、いつかは君に会えそうな気がした。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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