ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年09月22日
 The Bronx

 ハイ・エナジーで猪突猛進型であること、ある意味で融通の利かない幅の狭さ、そのことが翻り、最大のアピール・ポイントとなっていたのが、LA出身の4人組THE BRONXの、03年のデビュー・アルバム『THE BRONX』だったわけだけれども、そういったイメージに頼って、このセカンド作『THE BRONX II』をいざ再生してみると、いやいや、けっこう驚く。とはいえ、倒れるときは前のめり式なロックン・ロールの、その大筋に変更があるのではない。たしかに6曲目の「DIRTY LEAVES」のようなメロウな調子のナンバーもあり、けっしてアップ・テンポのみに終始しないことで、楽曲のヴァリエーションは拡がった。しかし総体は、もしかすると前作以上に、アグレッシヴな、まるで銃弾に似た勢いをまっとうしている。要は、聴かせ方が、一音一音の響かせ方が、カタルシスの置き所が、変わったのだ。プロデューサーのマイケル・ベインホーンか、それともミックスの人の手腕なのかはわからないが、とにかく低音部の、うねり、リズムの粘りが特徴的になった。そのためにインパクトは、過ぎ去る一瞬の騒音ではなくて、轟音の強い震度となり、耳に残る。そうそう、あれはあれで良かったけれども、これはこれで良かったという具合に、『THE BRONX』を雷に喩えてみるならば、『THE BRONX II』は、まるで地震みたいな作品だ、といえる。まあ結局のところ、どちらも度を越せば、被害甚大な、災い以外の何ものでもない。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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