ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年09月07日
 『月刊少年ジャンプ』10月号よりはじまった浅田弘幸の新連載作である。『テガミバチ』という題名は、主人公である少年ラグが、やがて目指すこととなる職業〈AG(アンバーグラウンド)国家公務郵便配達人「BEE」……通称……テガミバチ〉からやって来ている。アンバーグラウンドとは、物語の舞台となる架空国家のことであり、テガミバチの職務は、作中で述べられるマニュアルに従えば「首都をのぞいたこの国の町から町へ旅をし……どんな危険すらいとわず」「国民の大切な『テガミ』をお届けする」ことであった。こういうファンタジックなロマンをやるのであれば、いっそのこと『蓮華』を描き継いで欲しいという気持ちもなくはないが、しかし、全体のプロローグに値する今回の第1話を読む限りでは、上々の滑り出しであり、今後の展開に十分な期待が持てる。先行する人物に出会い、導かれ、主人公が特定のジョブに憧れを持つといった発端は、たしかに『ONE PIECE』や『HUNTER×HUNTER』あるいは『からくりサーカス』などの例を挙げるまでもなく、今どきの少年マンガにおける定型的なパターンではあるけれども、そのなかに、登場人物たちに差す暗い過去の影が、彼らのエモーションを左右するといった描写を、ふんだんに盛り込むことで、個性ともいえる傾きがつくりあげられている。問題は、次話以降に、それが、どんな表情を見せることになるのか、だろう。

 『蓮華 spring edition one's intimate feeling / ふたつの忍花』について→こちら
posted by もりた | Comment(4) | TrackBack(1) | マンガ(06年)
この記事へのコメント
そうか、やっぱり『蓮華』はなしか・・・・。
Posted by shooter at 2006年09月07日 11:28
作品を経るごとに、主人公が幼くなっている感じがします。
Posted by もりた at 2006年09月07日 17:11
コレずっと前の
WJで読みきりの
『ポストマン』(?たぶん違う
に似てると思うのは
僕だけかしら
ま 好きなンで
えェデスが
Posted by 赤い受話器 at 2006年09月13日 21:17
赤い受話器さん。どうも。
「ポストマン(?)」は記憶に引っかかってないですね。すいません。
Posted by もりた at 2006年09月14日 11:00
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月刊少年ジャンプ 10月号
Excerpt: 『テガミバチ』☆☆☆☆☆ 『アイル』『蓮華』の浅田弘幸さん最新作ですね。 いやあ、121ページが短く感じました! もちろん、実際読んだのにかかった時間は長かったと思うのですが…。 ..
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Tracked: 2006-09-08 05:52