ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年09月05日
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 どこかで耳にしたことのあるようなコーラスやメロディが頻出しても、それが気にならず、むしろ多ければ多いほど、心地良くなっていくことがあり、それを親しみやすさというのであれば、THE BLANK STARESというトリオが、このアルバム『ALL BLOWN UP』のなかでやっているのは、そういう、じつに親しみやすいパワー・ポップ以外の何ものでもなくて、全11曲で使用される60年代ロックふうの甘いビートとハーモニーは、ともすれば既存曲のコピーにさえ聴こえもするけれど、その参照項があからさまなソング・ライティングが嫌味になっていない。むしろ、当人たちが望むとおりに楽器を鳴らしてゆく過程で、不協和音を除いていったら、こうしたかたちになった、とでもいうような、言い切りのすがすがしさに満ちているのであった。サウンドにやましさや屈折したところがないので、歌い回し、リズム、リフの快感は素直に作用する。最近のアーティストでいえば、NEONあたりに近しい、つまりはREDD KROSSのフォロワーともとれる音だ。が、このバンドのばあい、芸の多様性と整合性よりも、感覚の先行した大雑把さがつよく、演奏の線はわりと細く、軽いが、しかし元気いっぱいに弾け、明るく、そういった点も含めて、けっこう魅力的に思える。
 
 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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