ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年08月02日
 マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝

 たしょう大げさにいえば、今よりももうちょい若い頃に僕は、間部正志の『ノーホシTHEルーザー』や『SPEED KING』を読んで、それこそ絶望から救われた人間なので、いや以前『クッキーシーン』に載せてたサブカル風味(ソフト・ロック指向)な作品にもまいったが、しかしこういうのがいちばん困る、といった感じである。『マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔竜虎伝』は、この夏公開予定の、同名アクション映画のコミカライズらしく、『武打星』で協力を仰いでいる谷垣健治が監督をつとめているというのもあり、ここで間部がマンガ化にあたっているのだと思われるのだけれども、芸能界での活躍を夢見て、生まれ育った鬼封じの一族を飛び出した主人公が、巨大な怨霊を打倒するために、7人の仲間を集めるといったストーリー自体は、まあわりと凡庸で、バトルの場面も、登場人物の動きは派手だが、対決がシリアスに突き詰められているわけではなく、そのせいで、やや緊張感を欠いてしまっている。とはいえ、これは僕がこのマンガ家のファンであるような立場だから、贔屓目なのかもしれないが、7人の仲間のうち、オタクふうの特徴付けがなされたコースケのかっこう悪くともかっこうよい、その不遇な男の子の描きぶりに、なんだか得体の知れないパワーが感じられた。つまり、そこに間部の良さがよく出ていると思えた。

・『武打星』に関する文章
 3巻について→こちら
 2巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック