ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年07月25日
 dropdead.jpg

 子供にウケそうな複数の料理をワンプレートに載せれば、お子様ランチという商品が出来上がるわけで、ならば今どきの若者たちに需要が高そうなスクリーモとメタルコアのミックスなどというのも、大味な、お子様ランチ程度の商品でしかないだろうという以前に、スクリーモ自体がエモにスクリームが混じったものなんだったっけとか、たしかヘヴィ・メタルとハードコアのモダンなミックスをメタルコアというんだったかしらなどと考えれば、その味わいを想像しただけでも、なんだかえらく大雑把で、辟易させられなくもないのだが、しかし要は、その作り手のセンス次第なんだよな、と、このDROP DEAD, GORGEOUSのアルバム『IN VOGUE』を聴きながら思うのであった。サウンドの系は、先述したようにスクリーモとメタルコアのアイノコといった部類で、新規のワンダーやサプライズはそれほどないし、したがってとくに個性的というのでもない。しかし、わりとエキサイティングに聴ける、のである。ピアノまたキーボードがドラマチックに響く、ギターがいななき、バスドラがドコドコいう、濁声のスクリーム、それからメロディアスなコーラス、この手のものにとってはお馴染みの構成が続く。激しい展開と叙情で聴かせるというのは、たしかに今様のセオリーではあるけれども、そういったパターンに退屈させられないのは、簡単にいえば、紋切り型の「型」に陥りそうな危険を、つけられたアクセントの効きによって凌いでいるからである。手持ちのカードはすべて凡庸であるが、その一枚一枚は切り方ひとつで、巧妙なフックへと変換されており、それらが2、3分程度の楽曲に万遍なく配せられているおかげで、抜き差しならない緊張のなかに、刺激的な風味すら生じている。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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