ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年07月08日
 スクナヒコナ 4 (4)

 じつに面倒くさい展開でここまで進んできたので、さてさて、着地点はどうなることやら、と思っていた南Q太の『スクナヒコナ』なのだけれども、これが最終巻になるのかな、わりとまっとうに幸福の匂ってきそうなエンドだったので、読み手としても、重い肩の荷が下りた感じではある。最後のシーンの、とてもうつくしく、まぶしい余韻に、ぜんぶ持っていかれる。が、まあ一通りの感想としては、もうちょいみんな真剣に生きようよ、というふうになる。いや登場人物たちが不真面目だというのではなくて、なんだろう、わだかまりが残るのは、この巻でいうと、ある女性がべつに夫婦でも恋人でもない男性とセックス(性交)するさいに、コンドームは付けなくていいよ、と言うのだが、妊娠はともかくとして、なにか病気に感染したりすることなどは考えないのだろうか。こういう描写は、最近の、この国のマンガのなかに多い。いや、べつにコンドームなしのセックス(性交)の、その是非を問うのではなくて、たとえば90年代に、エイズの問題が今よりは深刻に考えられていたころ、さそうあきらが『愛がいそがしい』というマンガのなかで、もうちょい覚悟のいるセックス(性交)を描いていたのに比べると、やはり表現として弱い気がするのだ。そうした表現のなかで、いろいろと揉め事が起るのは、結局のところ当事者たちがだらしないからでしょう、それってすごく当たり前じゃんね、ドラマでも何でもないよ、と思ってしまうのは、まあ、たんに僕の頭が固いだけなのかもしれないが、だからといって自分が間違ってると言うつもりもない。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック