ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年07月01日
 日本ふるさと沈没

 このたび小松左京の『日本沈没』が(再)映画化されることを記念して企画されたアンソロジー『日本ふるさと沈没』である。参加しているマンガ家は、吾妻ひでお、あさりよしとお、唐沢なをき、西島大介、恋緒みなと、トニーたけざき、宮尾岳、安永航一郎、とり・みきなどなどで、それぞれの出身地を舞台に、海中に沈没してゆく風景を描いているといった感じかな。まあ基本的には、地域色豊かな? 読み切り形式のギャグ短編になっている。表紙も担当している鶴田謙二の「沈没ラプソディー」あたりが、もっとも読ませますかね。ちゃんとした設定がありそうななさそうな、そこいらへんの余剰を、さすがの画力とテンポで押し切っている。熊本を舞台にした、ヒロモト森一の「マンガ日本沈没」におけるテンションの高さも愉快だ。〈流石ジュピター!!〉とかの言い回しがとくにね。ところで遠藤浩輝の「Sink←→Float(スレ違い)」だが、巨大なワイヤーによって宙づりにされた世界は、かつての短編「HANG」(『遠藤浩輝短編集2』所収)のものと共通しているように思える。いちおうストーリーには続きがあって、それは9月創刊の『月刊COMICリュウ』に掲載されるということだ。最近の絵柄はちょっとばかしツラいところもあるけれど、その倦怠を引きずった空気感には、やはり惹かれるものがある。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ(06年)
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