
で、結局どうなっちゃったのさあ、GLASSJAWは、と思うわけだ。(元?)GLASSJAWのヴォーカル、ダリル・パルンボが在籍しているユニット、HEAD AUTOMATICAのセカンド作『POPAGANDA』である。タイトルがそのままアルバムのコンセプトを示しているのか、前作『DECADANCE』にはあったディスコティックというかダンサブルというかソウルフルな要素は、思いきり後退し、メロディアスなコーラスが前面に出たギター・サウンドへと路線は変更されている。プロデューサーに起用されているのは、ハワード・ベンソンで、その名前からイメージされるとおりの音だともいえる。たぶん、GLASSJAWの時代から公言されているエルビス・コステロからの影響がダイレクトに反映された結果、こうなったのかな、とも思う。とはいえ、今どきのポップ・エモと比べたときに、それほど大きな相違点も見つけられず、いや、むしろオーセンティックなハード・ロックすら想起させるウェルメイドなつくりからは、刺激的なものをひとつも感じられないけれども、FIREHOUSEあたりにも通じそうな爽やかさは、まあ悪くはない。ダリルの発声には、相変わらずの色気が漂っており、どのナンバーにも相応にフックが設けられているので、GLASSJAWというバイアスとは無関係な聴き手のほうが、すんなりと受け入れられるかもしれない。
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