ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年06月11日
 野球しようぜ! 5 (5)

 3回戦の相手である日横商工の女子マネージャーによる悪質な策略は、ようやく野球に巡り会えた天から、その喜びを奪い去ってしまうのか、それとも継母との和解は成立するのであろうか。いわさわ正泰『野球しようぜ!』5巻目である。にしても、嫌な女だねえ、あのマネージャーさんはよお、といったところだが、その手段を選ばぬ勝利への執着は、もちろん、とうとう幕を開けた試合内容をも左右する。男性陣のプライドの高さを、うまく手玉にとり、天の所属する鷹津高校を窮地に追い込むのであった。要するに、ある種の知能戦が仕掛けられているわけだけれども、しかし、それすらも意に介さない天の、天才的なセンスの発現と、それを躊躇うことなく実行する純粋な意志が、このマンガの、おおきなチャームであることを再確認させる。前巻のとき思った、敵役の魅力に乏しい点は、この巻にかぎっては、女子マネージャーの存在がかろうじてフォローしているが、プレイヤーの立場にある登場人物たちは、相変わらず、噛ませ犬の臭いがプンプンなままなので、そこだけはやはりもったいない感じになってしまっている。

 4巻について→こちら
 3巻について→こちら
 2巻について→こちら
 1巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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