ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年05月23日
 アルコール 2 (2)

 今年は、数年に一度あるかないかと言われている、西村しのぶイヤーにあたるのかもしれないね。『ライン』の新しいやつも出るっていう話だしね。というわけで『アルコール』2巻の到着である。約4年ぶりの続きである。しかし、これでもファンにしてみれば、短いほうのスパンに感じられる、嬉しくて堪らないのだから、まったくもって罪なマンガ家である。下戸でありながらバーテン道に励むミサオと、その友人で美人ホステスなユキの、ハンサムで、素敵ライフな日々は、いや、こころの底から憧れてしまうな、読みながら元気が出てくるし、そして、こういうふうに生きられない自分のかっこう悪さを、ほんとうに恨むよ。西村の作品はどれもそうなのだが、凛としているけれども、大口で笑う女のこたちの立ち振る舞いが、いい。それから、彼女たちに振り回されることを厭わない、髪が長くて、背の高い男のこたちの甲斐甲斐しさに、惚れる。この巻の読みどころは、やはり、あれですか、時流のせいかしら、タバコを止める、止めない、減らすみたいなことにかかわるエピソードあたりになるのだろうか。まあ、でも、へんな社会的バイアスに左右されることもなく、あくまでも嗜好品としての本質を的確に捉まえているのが、やっぱしっかりしている。〈減煙の応援は あなたの喫煙を咎めるものではありません〉。そういった気の利いた台詞のひとつひとつと、それに見合う登場人物たちの在り方が、信頼の置ける作風をつくり出している。これはこれで、かっこういいとは、こういうことだ。

 『一緒に遭難したいひと』第2巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ(06年)
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アルコール2巻 西村しのぶ
Excerpt: 待望の「アルコール」の2巻が発売になりました〜[:拍手:] このあと「ライン」の4巻と幻の漫画「メディックス」も単行本化するとのこと。 いや〜、シノッチャ画伯、働きますね〜♪ 西村しのぶ先生..
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Tracked: 2006-05-25 21:23