ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年01月30日
 燃える漢(おとこ)の美学を追求し続ける池上遼一・武論尊のタッグが挑んだ、フェイク・ヒストリーとしての「超・三国志」である。『HEAT‐灼熱‐』で、近代と現代そして近未来の日本男子かくあるべしを描いたふたりは、ついに、古代中国へと、その熱き想いを馳せるのだった。いや、冗談ではなくて、たぶん原作をつとめる武論尊は、前作の『HEAT‐灼熱‐』で、史村翔をも含めた、自らのキャリアを総決算してしまったのだと思う。でもって、システムを変えるという物語じゃなく、もっとずっと根本、システムを作り上げるというところまで遡ろうとしているのではないか。これまでのように「アジア主義」を主張する、そのための仮想敵として、アメリカやロシアが現われえない時代が選ばれたことからも、そのことは伺える。舞台が古代日本ではなくて、中国なのは、やはり天皇制に触れないためだろう。とした場合、かなりフィクショナルでダイナミック、かつ奔放な(ツッコミどころ満載ともいえる)世界が展開してゆきそうだ。

 個人的メモ→上野俊哉「池上遼一右往左往――新保守の起源としての劇画」(『新現実VOL.3』掲載)
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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