ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年04月29日
 いよいよ、劉備、曹操、孫堅が、揃い踏みし、三国志演義的にサマになってきた。一方で、趙雲や孔明など女子供の扱いや、張角や呂布の噛ませ犬ぶり、宦官たちの下卑た描かれ方が、いかにも武論尊、池上遼一コンビといった感じで、“超”[三国志]かあ、なるほど、たしかに一種異様な歴史活劇がつくられつつあるな、と思わせられる。「覇-LORD-」第5巻である。とはいえ、山原義人のマンガ『龍狼伝』の冒頭でエクスキューズされているように、今どきの人間というのは、おもにゲームなどから三国志の物語に入る傾向が強いので、このぐらいの改変(解釈)というのは、まあ、かなりまともな部類に入るのではないだろうか。と、それよりも、わずか1巻分のあいだに、けっこう盛りだくさんなトピックが詰め込まれているにもかかわらず、一読して、その世界に引き込まれるあたりに、色を見る。つうか、張角、かっこうよすぎだろ。ちょっと色をつけすぎだ。しかし個人的な不満を述べれば、登場当初の鮮烈さを失いつつある呂布の扱いである。これではまるで、『サンクチュアリ』における、渡海さんの二の舞ではないか。孫堅の登場、董卓の出番が増えたのもあり、漢(おとこ)のインフレ状態に入ったのはわかるが、呂布あんなにかっこうよかったのに! 微妙に影が薄くなり、すでに負け負けムードが濃厚になり出している。せっかく赤兎馬を手に入れたのだから、退場するそのときまでは、もうちょい、度肝を抜くほどに、はっちゃけさせていただきたい次第である。

 3巻について→こちら
 2巻について→こちら
 1巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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