ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年01月25日
 この人の本は、はじめて読んだ。ぬううん。難しい話を抜きにして、シンプルにアウトラインだけを取り出せば、ダブル・バインドから逃れよう(乗り越えよう)としていた人たちの言っていることが、もはやダブル・バインドとして機能している、あるいはダブル・バインドがあったのを忘却したものになっている、というようなことがいわれているのかな。ポスト・モダンの存在そのものや、マルクスに関する柄谷行人や浅田彰の仕事は認めた上で、それに対して懐疑を提出する、そういうやり方は、竹田青嗣あたりに近しいのかもしれない、が、こっちのほうがずいぶんと判りやすい気もする。けれども、なんで最終的には「心」の問題になっちゃうんだろう。そこいらへんが、すごく残念な感じだ。とくにP289あたりの話は、ちょっと恥ずかしくて読めない。とかいうと、それはニヒリズムだ、ってことになるのか。でも、「心の痛み」は誰のなかにもある、っていう主張が、ニヒリズムに陥っていないことの証左になるわけでもないよ、と僕は思う。それと、人と人は解りあえないとしても対話は繰り返されるべきだ、みたいな落ち所は大いに賛同、というか共感なのだが、しかし、どうして急にハンナ・アレントの名前とロジックが出てきたのかが、わからない。唐突すぎる。結論を急いだのでなければ、そこいら辺は、どっかべつの本と繋がってる箇所なのかしら。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書。
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