ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年04月22日
 デパートの屋上で着ぐるみのアルバイトをしている涼は、過去に付き合った男性の裏切りのせいで、遠距離恋愛に希望を持つことができないでいるのだが、現在付き合っているカフェ店員のヨージにも、それが彼女の運命なのか、そこからは遠く遠い札幌行きの辞令がくだる。離ればなれになることを極度に怖れる涼に、ヨージはやさしい言葉をかけるのだけれども、しかし、彼女はそれを信じられない。やがて涼は、ヨージの異動についての真相を知る。原因はふたりが付き合うきっかけとなったヨージ・オリジナルのコーヒー・レシピ、アップルシナモンキャラメリゼにあった。そこではじめて彼の愛の深さを想い、遠距離恋愛に踏み出す決意をするのだった。以上が、表題作となる「アップルシナモンキャラメリゼ」の、大まかなストーリーであり、いやあ、甘い、それに象徴されるように、ここに収められた、着ぐるみのアルバイトをする女の子たちを主人公とする5つの連作は、どれも甘く、ずいぶんと甘く、透き通った恋愛劇として成り立っている。個人的には、自分は可愛くない、というコンプレックスに悩む、海老役の着ぐるみの子が、片想いを経て、自信を回復する「Happy tomorrow」が、その、素敵な着地の決まり方も含めて、よかった。やさしい人間が、やさしい人間と出会い、そして結ばれることを、ハッピー・エンドと呼びたい気分になる。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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