ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年04月18日
 わずか16歳で司法試験に合格し、18歳で弁護士となった知立護(ちりゅうまもる)は、かつては渋谷で200人からを束ねるキングであった。その彼の、正義を守るための、派手なケンカがここにはじまる。と、要するに『M.C.☆LAW』は、一昔前だったら、モラトリアムを終えたヤンキーや暴走族が、社会に出て、世のなかの不正と渡り合うといった典型的なパターンの、アップ・デートなヴァージョンである。まあヤンキーや暴走族が、ギャングやチーマーに代替わりしただけで、それをもって今日的だといえるかどうかは不明だとしても、勧善懲悪を目指し、ある種の様式美をまっとうしたものとしては、それなりに楽しめる。きたがわ翔と中祥人をミックスし、そこにパンクのテイストを加味したかのような浅田有皆の絵柄は、内容には合っているし、また、ある程度の新鮮さをもたらしてはいる。が、しかし、剣名舞のつくるストーリーは、やはりオールドスクールに過ぎるかな。結局は、肉欲と金欲こそが悪であり、思い遣りが正義だったとしても、もうちょい滅茶苦茶に突き抜けたほうが、個人的には、燃える。物語自体に対する主人公の優位性が、元ギャング(チーマー)だけだというのも、やや弱い。とはいえ、まあ、警察や弁護士も含め、もはや法律などが絶対的な正しさを象徴しているとは信じられてはいない、この時代だからこそ、こういうヒーロー像が描かれるというのは、なかなかに貴重なのではないか、と思う。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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