ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2010年10月15日
 彼はディアボロ!(1) (講談社コミックスフレンド B)

 霜月かよ子の『彼はディアボロ』は、作者にしては珍しい、と思われるようなコメディ色の強いマンガである。しかしながら、概容はひじょうにオーソドックスだといえる。憧れの上級生を射止めるべく、下手にまじないをかけたのがいけなかった。天使を呼び出したつもりが、現れたのは魔王ルシファーであって、女子高生の山田めい子は処女であったばかりに、無理やり魔女の契約を結ばされ、そいつにこき使われることとなってしまう。要するに、ちょっとばかりずっこけたヒロインがサドっ気抜群のイケメンさんにあれこれ振り回される、式のヴァリエーションになっており、ルシファーがめい子の担任教師、瑠偉として、学校に赴任してくるところから物語ははじまる。少女マンガによくあるパターンを、霜月の、必ずしも少女マンガふうではない作風でやっている、そのあたりが1巻を見るかぎりの特徴であろう。本来ならシリアスな調子の絵柄で、ハイ・テンションなギャグをやっているところが、大きな魅力となっているのだ。そこを含め、月刊の少年マンガ誌に載っていてもよさそうなほどにラブコメとしての射程は広い。

・その他霜月かよ子に関する文章
 『ベインズ』について→こちら
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック