ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年04月10日
 もずく、ウォーキング! 1 (1)

 もしも家で飼っている犬が、もずくみたいなことを常日頃考えていたらどうだろう、そんなことを想像すると、なんだか楽しくなって、にやにやしてしまうな。『サナギさん』の2巻と同時発売になった施川ユウキの『もずく、ウォーキング!』の1巻を読みながら、なんだかやっぱり僕は、にやにやしてしまうな。ギャグ・マンガといえばギャグ・マンガなんだろうけれども、あはは、と笑って、それでお終いにならない、そんな不思議な魅力の虜となる。施川ユウキの特徴は、その、言葉遊びのセンスであるというようなことを、どっかで誰だったかが述べていた気もするが、そのような部分はたしかに『サナギさん』のほうに顕著なんだけれど、『もずく、ウォーキング!』のばあいは、そういった言語センスのおおもとであるような、柔軟にしなる作者の感性に支えられているような感じがする。たとえばもずくの飼われている家庭において、姉弟は「もずく」と呼ぶ、母は「もずくさん」と呼ぶ、父は「もずく君」と呼ぶ、これを僕は、表層的なレトリック・スキルの産物だとは考えない。むしろ発想の妙であろう。そのようにしてつくり出された、主人公サチともずくはもちろん、父や猫のキャラクターが、とりわけ愉快だ。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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