ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年04月07日
 『エソラ vol.3』掲載の短編。『みなみのしまのぶんたろう』は、けっして僕という読み手が絲山秋子に求めるものではないが、作家を長いキャリアに繋がるものとしてみれば、こういう作品の1個や2個ぐらいはあってもいいのだろう、とは思う。簡単にいってしまえば、〈しいはらぶんたろう〉というキャラクターが、南の島にひとりで移り住んでいったあと、そこで遭遇するファンタジーを扱っている。物語自体は、ひらがなとカタカナのみで綴られている。そういったつくりの意味、つまり、それがどのような必然を、内容のうちに導いているのかは、最後までわからなかった。好意的に受けとれば、なんらかの寓話なのだろうけれども、そこに含まれているアイロニーあるいは教訓みたいなものを、理解しようとつとめ、2度3度と繰り返し読む気になれないのは、まあだから、僕の側の問題なのだといえば、そのとおりである。

・その他の絲山秋子に関する文章
 「ダーティ・ワーク 第四話 before they make me run」について→こちら 
 「ダーティ・ワーク 第三話 moonlight mile」についての文章→こちら
 「ダーティ・ワーク 第二話 sympaty for the devil」についての文章→こちら
 「ダーティ・ワーク 第一話 worried about you」についての文章→こちら
 『ニート』については→こちら
 「ベル・エポック」については→こちら
 「へたれ」については→こちら
 「沖で待つ」については→こちら
 「ニート」「2+1」については→こちら
 『スモールトーク』については→こちら
 『逃亡くそわたけ』については→こちら
 「愛なんかいらねー」については→こちら
 『袋小路の男』については→こちら
 『海の仙人』については→こちら
 「アーリオ オーリオ」については→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(06年)
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