ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年03月27日
 作詞にスガシカオ、作曲に松本孝弘、そして編曲にCHOKKAKUを配して制作された楽曲は、なるほど、KAT-TUNというグループの、待望のデビュー・シングルに相応しい、現時点における、ジャニーズ歌謡の、もっともハイ・グレードなナンバーであろう。ある種の様式美が持つ、コテコテのゴージャスさを、突き詰め、極めていったところに存在している、といえる。しかし僕がとくに注視したいのは、田中くん(=JOKER)の自作による、ラップに他ならないのだった。問題は、その速さ、である。ジャニーズ歌謡に、いつどこで、ラップが挿入されるようになったのか、その起源は、ちょっと知らないのだが、スタイルとしていよいよ定型化されたのは、嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」によってではないか、と思う。だが、嵐の軌跡を辿った本『アラシゴト』で言明されているように、それはけっして、ラップを担当する櫻井くんの内にあったのものではなくて、外からやってきたものであった。そのことを踏まえたとき、じっさいに完全に身体化されたのは「ALL or NOTHING」ぐらいの段階だったのではないか、というのが僕の推測なのであるけれども、比べて、ここで聴くことのできる田中くんのラップの、見事なまでの躍動感といったら、ア・プリオリに、身体のうちから突き上げてくる、そのような迫力を孕んでいる。それというのは、もちろんライヴなどで積み重ねてきたキャリアが下地としてあったからこそなのだろうが、結果的にだとしても、言葉の速度が、すべてのジャニーズ歌謡のなかに定置されているラップのそれを、はるかに越えている。たぶんカラオケでうたおうとすれば、そのことは、すぐにでも実感できるはずだ。つうか、まあ、要するに、あれだ。すくなくとも僕にとって「REAL FACE」の魅力、というかKAT-TUNの本質は、田中くんのラップの、その高速度な言葉群に集約されているんだよ、ということが言いたいだけなのだった。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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