ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2010年06月29日
 Taste the Sin

 この力瘤いっぱいに詰め込んだガッツでおまえさんのやわさを打ち砕いてやるぜ、と言わんばかりのヘヴィ・ロックを米ジョージア州サバンナ出身のトリオ、BLACK TUSKは響かせる。07年にリリースされたファースト・アルバムの『PASSAGE THROUGH PURGATORY』はかなり強烈な一撃であったが、セカンド・アルバムにあたる『TASTE THE SIN』もそれに引けをとらぬほどにハイパーな作品となった。サウンドの基本線にもちろん変わりはない。ギター、ベース、ドラムが激しさをフルに、重低音のアタックをさんざん繰り広げる1曲のなかで、メンバー全員が入れ替わるようにヴォーカルをとり、叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、フラストレーションなんて知ったこっちゃないよ、メタリックであることとグランジィであることとジャンクであることとスラッジィであることとハードコアであることが火花を散らしながら、痛快無比なクライマックスを連ねていく。とにかく、これを食らったらやばい、というインパクトを真正面から発揮してみせるのである。圧倒されるよりほかない。ジャケットのアートワークから察せられるとおり、BARONESSとの共通項を散見できるけれども、BLACK TUSKのほうがもっとずっとストレートでアグレッシヴだ。すべてのナンバーがぐしゃぐしゃに歪んでいるものの、衝動はクリアーにはっきりとした興奮をつくり上げている。いいか、気に入らないものが目の前にあるときは徹底抗戦の構えを見せなければだめだ、怒濤のごときグルーヴはまるでそう訴えかけてくるかのよう。思わず奮い立つのであって、ちくしょう、後ろ暗さを引き受けることだけは勘弁な、ぐっと拳を握る。

 『PASSAGE THROUGH PURGATORY』について→こちら

 バンドのMySpace→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(2010年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック