ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年03月15日
 Heartbeeps

 LA出身の4人組であるらしいTHE MAE SHIというバンド、はじめて聴いたのだが、うあ、ぶっ飛んでるな、というのが第一印象である。本作『HEARTBEEPS』(『GO ZIBRA』という作品はリリース元の違う同内容)は、昨年発表されたアルバムで、アルバム? アルバムなのかな、10曲入ってはいるのだけれども、わずか15分程度で終わる収録内容からして、そのアバンギャルドさ加減がうかがい知れるというもので、じっさいにサウンドは、一瞬の電撃が、間髪入れず、次々に、びびっと弾ける、そういう目まぐるしさの変動体になっている。比較対象をあげるとすれば、なんだろ、XBXRXとか、THE BLOOD BROTHERSとか、THE LOCUSTとか、DEATH FROM ABOVE 1979とか、LIGHTNING BOLTとか? たぶんそのあたりになるのかもしれないが、いやいや、じつのところどれにも似ていないだろ、これ。ビートは踊りを誘うかのように跳ね、甲高いヴォーカルはときにギャと騒ぎ、ドラムのビー・アグレッシヴな叩かれ具合はダガダガとテンションを煽る、ギターは不協和音を奏でるのに必死になっていて、しかし、シンセサイザーがニョロニョロと鳴れば、さっきまでの興奮はどこへやら、阿呆みたいな脱力を覚えるのだった。だけど、どうしてか聴きづらさはなくて、全体がポップに引き締まっている。耳について離れないというやつだ。ああ、でも残念ながら、はっきりといえば、このように言葉に移しかえただけで、その魅力の半分以上は、こぼれ落ちていってしまった気がしてならない。そうした正体不明さ具合が、そのままワンダーな魅力へと直結している。もう夢中である。できれば昨年のあいだに出会いたかった、そういう気分に強く打たれる、衝撃のさなかにいる、生きている感じがするよ、まちがいなく、今。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(06年)
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