続き物だったのか。『メフィスト』9月号に掲載された『ニンギョウのタマシイ』の続編である。『メフィスト』05年1月号掲載。十七番目の妹が死んだとき、「私」は人生で4度目の映画鑑賞を行う。ニンギョウのタマシイという映画を観た1週間後、「私」の右足が腐りはじめる。そして「私」は五番目の妹に連れられて、人体交換屋のもとへと向かうのだった。
『ニンギョウのタマシイ』に比べると、ずいぶんと筋のようなものが見える、キャラが立っている、そうした分だけ読みやすくなっているのだけれども、なにが言われているのかはよくわからない。ただ、ぼんやりとしたイメージのようなものだけを読まされているような印象である。それが悪いというのではなくて、従来の西尾維新の小説とは確実に一線を画す内容なので、僕は好きだけど他の人の反応はどうなんだろうな、と思うのだった。
『ニンギョウのタマシイ』についての文章→こちら
ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年12月28日
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