ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2010年02月08日
 週刊少年チャンピオン40th 創刊40周年記念特別編集

 巻頭に置かれた「ごあいさつ」に〈1969年7月、週刊少年チャンピオンは創刊されました(略)すでに通巻2000号を超える幸福な歩みを今日にいたるまで続けております。この記念の年、小誌では「伝説のキャラクターたちに再び会える!! 創刊40周年記念名作読み切りシリーズ」と銘打ち(略)あの名作を、あの素晴らしいキャラクターたちを、特別に描き下ろしていただく企画を1年に渡って続けてまいりました。ここにその珠玉の作品たちを一冊の短編集にまとめ、お届けいたします〉とある。自分が『週刊少年チャンピオン』を購読するようになったのは、80年代の後半ぐらいだったから、この『週刊少年チャンピオン40th 創刊40周年記念特別編集』に入っているもののうち、半数近くはリアルタイムで連載を読んでいたことになる。読者になったばかりの頃、一番の目当ては菊池秀行(原作)と細馬信一(漫画)の『魔界都市ハンター』であった。もちろん、その新作もここには収められているが、しかし本当に好きだった。同コンビの次に手がけた『魔界学園』にも夢中になった。やがて米原秀幸の『箕輪道伝説』がはじまり、通常のヤンキー・マンガとは一線を画すスタイリッシュなヴァイオレンスにはまった。そして曽田正人の『シャカリキ!』や、みさき速の『特攻天女』、緋采俊樹の『ゲッチューまごころ便』と、愛すべき作品に次々と出会う。『箕輪道伝説』と『シャカリキ!』の新作は、残念ながらないのだけれども、『特攻天女』や『ゲッチューまごころ便』の新作が、かつての面影いっぱいに描かれているのはとても嬉しく。まあ、あれやこれやの新作もぜひぜひ読みたかったという気持ちは捨てきれないものの、他誌の創刊○○周年特別企画などと比べても、たいへん豪華で好感の持てるアイディアだと思う。余談ではあるが、きくち正太や瀬口たかひろは昔のタッチのほうが好きである。山上たつひこの『がきデカ』だったり、石井ひさみの『750ライダー』だったりよりも、そちらのほうが気になってしまうのは、世代だろう。もちろん『がきデカ』も『750ライダー』も後追いで読んではいる。立原あゆみの『本気!』は続編になって掲載誌が変わってからもずっと読んでいた。そういう、個人的な思い入れの観点でこれを高く買ってしまう一方、ボーナス・トラック的な要素の(といったら失礼か)宮崎克(原作)と吉本浩二(漫画)による『ブラックジャック創作秘話』も、伝記的なマンガ家マンガとして、じつに読ませる。このような取材と証言でまとめられた内容のマンガ家マンガは、これだけマンガ家マンガが流行っているにもかかわらず、あんがい珍しい。さすが我が道をゆく『週刊少年チャンピオン』といったところ。誰かに壁村耐三レジェンドも描いて欲しい。それにしても、いつになったら伊藤清順の『ぶかつどう』を単行本化してくれますか、細川雅巳の『星のブンガ』の2巻は出ますか、水穂しゅうしの『LOOK UP!』は、と、最後に、そこそこの連載作が必ずしもコミックスにならない(秋田書店の)独特な方針に注文をつけて、終わる。いや、だいたい『ブラックジャック創作秘話』ってもう一話あるよね。

 樋田和彦『京四郎』描き下ろし新作について→こちら
 みさき速『特攻天女』描き下ろし新作について→こちら
 立原あゆみ『本気!〜雑記〜』第1話について→こちら


この記事へのコメント
少年チャンピオンも 読んでましたね。750ライダーの最初の頃は 凄かったですね。その後 さわやかな雰囲気の漫画になっていくのかなぁ
本気は やくざ漫画で 寂しい雰囲気で 絵のタッチも 少し 苦手だったかなぁ。ストーリーが
おもしろかったなぁ 絵もだんだん慣れてくるのかなぁ あの時代 本宮ひろし ビーバップ ハイスクール 他 本気は 女性漫画家だったのか
絵のタッチが 今までと違う感じかなぁ リアルな感じのやくざ漫画でもあったかなぁ
Posted by 村石 太2365号名古屋 at 2010年02月25日 21:24
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