ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年02月27日
 ううむ。まったくもって感心しない話の運びである。がっかりだ。なんでこうなるのか、よくわからない。いよいよ直接対決となったジミーとピンコであるが、ピンコの突きつける〈おまえには“大事なもの”を持つ“覚悟”があるのか!?〉という言葉に、動揺を隠せないジミーであった。このふたりのやりとりは、いってみれば、この数巻における最大の山場なのだけれども、正直、不可解だとしかいえない結末を迎える。というのも、たとえば恋人を連れて歩いているときに、100人に襲われたら、はたして恋人を守れるのか、という問いに対して、自分の想像力のなさをジミーは感じるわけだが、これは、この世のなかで自分と自分の恋人だけはそんな目に遭うことはない、絶対に安心で平和だ、などと考えていれば、たしかに阿呆である、想像力が欠如しているといえるが、けっしてジミーはそういうキャラクターではなかっただろう。また反対に、この世界は危険なので100人からに襲われれば自分は絶対に恋人を守れない、といった考えを持つことが想像力の保証になるという安直さも、ちょっと納得がいかない。まあ守れませんよ、どうしたらいいのかというのはありますよ、でも、そんな思いなしに苛まれて暮らしているのなら、ただのオブセッションである。だいいち、ここまでのストーリーにおいて、ジミーのうちに「大事なもの」を持つ「覚悟」がないようには、そのことに無自覚であるようには描かれてこなかったではないか。だから仲間がピンチに陥ったりするたび、その窮地に駆けつけることで、物語は動いてきたはずである。この巻の前半では、だから仲間たちは逆にジミーのために、幾度となく立ち上がる。このあたりはけっこう燃えるのである。だが後半に、程度の低い思考実験が紛れ込めば、ぜんぶ台無しになってしまった。僕の頭が悪いのか、このエピソードを通じて作者が何を伝えようとしているのか、ぜんぜん理解できないのだが、これ、次巻以降で挽回できるのかしら、ねえ。

 4巻については→こちら
 3巻については→こちら

 『ドリームキング』2巻については→こちら
 『ドリームキング』1巻については→こちら
posted by もりた | Comment(1) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
この記事へのコメント
突然のコメント申し訳ありません。
私はブログランキング管理人の佐々木と申します。
この度、総合ブログランキングを開設致しましたので、
ご連絡させて頂きました。
今なら貴ブログに多きなアクセスを差し上げられると思いますので、
この機会に是非ご登録下さい。よろしくお願いいたします。
http://koya.gaii.net/bootan/
Posted by ブログランキングBootan at 2006年02月27日 15:30
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック