ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2006年02月18日
 武打星 3 (3)

 いよいよ3(参)巻目に突入した『武打星』であるが、どうもこの作者ならではの、というか、僕が間部正志というマンガ家に期待しているところの、無闇やたらな「熱さ」みたいなものが、うまく形成できていないような気がしてきた。とはいえ、香港映画におけるスタントマンといった、なんとも手のつけ難い題材を、きっちりと少年マンガとして魅せる、そういうところにまで持っていけているので、けっして辛い内容ではない。あるいは、そういった手堅さが、こちら読み手のリミッターを外させてくれないのかもしれない。香港アクション界のアイドル、リー・リンホウとの共演を賭けたオーディションで、残念ながら、元先輩にあたる孟(マン)に敗れ去ってしまった主人公神野武であるが、その彼のもとに新人アイドル、ジジと組んでの映画出演の話がやってくる。だがジジはといえば、極度のアガリ症で、本番ではうまく体を動かせず、アクション・スターとしては使いものにならない。そこで彼女の特訓にあたる神野であったけれども、なかなかその成果はあがりそうもないのであった。〈いー加減にしろよっ!! 何でキモチが入んないんだよ? あンた役者だろ? ファイターになりきってくれよッ!!〉。随所でみられる神野の熱情に、火がつきそうにもなるのだが、たとえば作中で観客たちが〈うおおおお体が熱くなってくるぜっ!〉と興奮しているようなレベルにまではいかない。ファンのサイドの無責任な注文で申し訳ないけれども、次巻以降では、もうちょいぶっとんだ祭りの催されることを望みたい。

 2巻についての文章→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(06年)
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