ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年12月19日
 まるで話しかけるようにうたうマーク・ラネガンの声には、枯れた風情があって、(ある人にとっては短く、ある人にとっては長い)人生の深度を手探りで測っているみたいだ。グランジ世代のブルーズか。スクリーミング・トゥリーズ時代から続いているソロ・キャリアも、本作で5枚目か6枚目になるはずである(カウントの仕方がよくわからない)。しかし、この人は変わらないな、という印象が強い。バックの演奏は、それほどバンド然としてなくて、はしゃぐところのない、弾き語りに近しいスタティックなものである。2曲でPJハーヴェイが歌声を重ねているが、それなどは、演歌におけるデュエットのような渋味がある。ところで7曲目には元ガンズ・アンド・ローゼスのイジー・ストラドリンとダフ・マッケイガンが参加していているのだが、ガンズのメンバーとカート・コバーン、両者と共演経験のあるシンガーなんて、この世のどこをどう探してもマーク・ラネガンぐらいで(ファースト・ソロ・アルバム『ワインディング・シート』にカートはギターとバック・コーラスで参加している)、これはちょっとすごいことのような気がするのだけれど、それをすごいと思わせない、地味なところがまたこの人の魅力でもあるのだった。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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