ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年10月05日
 bspiders.jpg

 かつてGROOP DOGDRILLというバンドがあった。本国イギリスのみならず、ここ日本でも、ミュージシャンや評論家から高く買われていたトリオだったが、わずか2枚のアルバムを残し、消えた。その元メンバーであり、ギターとヴォーカルをとっていたピート・スパイビーが、FUTURE EX WIFEでの活動を経、あらたに取り組んでいるのが、BLACK SPIDERSという5人組で、この『CINCO HOMBRES (DIEZ COJONES)』は、昨年末にリリースされた『ST. PETER』に続く、2枚目のEPにあたるわけだけれど、ガレージィでジャンクなロックン・ロールをダイナミックに掻き鳴らす素振りは、GROOP DOGDRILLの頃と何も変わっちゃいねえんだ。すなわち、かっこういいし、気合いが入る。しいて差異を挙げるとすれば、ブルーズのフィーリングがややつよまっていることだろうか。LED ZEPPELINとMC5をミックスし、BLACK SABBATH の重みを加え、パンキッシュなマナーを施したうえで、サウンドのエッジをモダンに尖らせているようなところもある。5曲目の「Kicked In the Teeth」は、言わずもがなAC / DCのカヴァーであって、ぶりぶりとこすれる低音が、見事にはまっている。と、喩えてゆくと、いわゆるストーナーの系を思わせてしまうかもしれないが、ちょっと違う、ぎらぎらとしたエネルギーを照射し、一点突破の勢いで前のめり、フィジカルな旋律をダイレクトにしていることが、最大限の魅力となっているのである。ギターのリフひとつとっても、自然とこう、燃えてくるものがあらあ。はげしいアタックのなか、ピートのやさぐれてダンディな歌いっぷりが、うずうずとする衝動を体現した1曲目の「STAY DOWN」と2曲目の「JITTERBUG」も良いが、振るわれる鉈のようにヘヴィなグルーヴを轟かせた4曲目の「MEADOW」も良い。じつにフル・アルバムを楽しみにさせる。MySpaceによると、秋から冬にかけ、THE WILDHEARTSやTHE ANSWERのツアーをサポートするらしいが、うんうん、そりゃあもう絶対に間違いのない組み合わせだいね。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら(音出ます)
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(09年)
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