ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年09月18日
 American Rock 'N' Roll

 いやはや、『AMERICAN ROCK 'N' ROLL』だなんて、ずいぶん威勢のよいタイトルではあるけれども、じつにそれが相応しい内容となっているのだから、辻褄は合っている。米カリフォルニア州、サンディエゴ出身のトリオ、THIEVES & LIARSのセカンド・アルバムは、08年のファースト・アルバムと同様、レトロスペクティヴともとれる、どっか古くさい、つまりモダンな要素を極力排したロックン・ロールのクリシェを鳴らしているが、違いを述べられるのは、長尺でゆったりとした部分は控えめに、ほとんどの楽曲が3分程度にまとめられ、そのコンパクトさのなか、キャッチーな響きがおおきくなっていることだろう。じゃかじゃか刻まれるギターのリフと熱のこもったヴォーカルがそのまま、むろんある程度のキャッチーさを兼ね揃えているからこそ、フックの役割を果たしている。まずタイトル・トラックを1曲目に、2曲目の「LET'S ROCK」、3曲目の「WALKING BY MY SIDE」、4曲目の「FIGHT SONG」と、前半の曲名を並べていっただけでも、だいたいの感じがわかっちゃう、じっさいイメージを裏切ることのないサウンドであって、AC/DCとLED ZEPPELINを参照していた80年代のアメリカン・ハード・ロックを思わせるところもある。現在のバンドでいうなら、オーストラリアのAIRBOURNあたりが持っているフィーリングに近しいかな、ただしこちらのほうがLED ZEPPELIN的なエッセンスがつよい。ラストのナンバーである「CHARLIE」は、AC/DCふうのブギーであると同時にLED ZEPPELINふうのブルーズでもあるような出だしから、アップ・テンポな展開に入っていき、THE DOORSふうのアシッドで締め括られる。たしかに既存のマテリアルをミックスしているにすぎないのかもしれないし、今日において目新しいパフォーマンスとは言い難いかもしれないが、なかなかかっこういい。こういうの好きなんでしょ、と訊かれれば、けっこう好き。

 『WHEN DREAMS BECOME REALITY』について→こちら

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(09年)
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