ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年06月24日
 ごく私的な意見を述べるなら、安西信行の『MIXIM☆11』には、超常バトルに満ちた展開ではなく、学園ドラマふうの賑々しさを望む気持ちがおおきい。それは決して、自分が超常バトルよりも学園ドラマのほうを好む、というのではない。むしろ単純に、マンガの趣味をいうのであれば、超常バトルのほうに惹かれることが多いのであって、要は、作者次第、つまりこの場合、安西の適正は学園ドラマに向いているのではないか、と思うのである。そのようなことは過去にも書いた気がするし、じっさいじょじょに超常バトルのモードが増してきている『MIXIM☆11』に関しても、この4巻までを読むかぎり、異性との関係性や同性との関係性のなかに、男の子の、らしさ、を描く、こうしたテーマの、とくに熱く、一方でコミカルな部分は、序盤における学校規模の舞台でこそ、ひじょうに明確であったと感じられる。もちろん、その基本線は現在も変わってはおらず、強大な敵を登場させ、壱松、小梅、竹蔵たち、メインを担う登場人物と対決させることで、勇敢な男の子の像をあらわそうとしているのだろうけれど、いかにもなアイディアのスペクタクルが、芯のつよさを、すこしばかり、曖昧にしてしまう。できることなら女の子を泣かせたくない、傷つけたくない、守りたい。友人との結びつきはとても尊く、いつだって助けられるのと同じく、どんなときも助けになりたい。もしかしたら、このようなモチベーション以外の、プラス・アルファを盛り込みたいせいなのかもしれないが、しかしそれは必ずしも、最大のチャーム・ポイントを生かしていない。

 2巻について→こちら
 1巻について→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(09年)
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