ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年05月23日
 本編のラスト、「NEIRO」の最後、ほんらいなら感動的に締めて欲しいところを、亀梨くんが自分のパートを勘違いしてずっこけちゃう、そういう詰めの甘さも、なんとなく、このグループには合っているような気がしたのであった。いやいや、楽しかったあ。

 昨日は、KAT-TUNが前人未踏の東京ドーム8日間連続公演、最終日となる22日のコンサートを観てきたのである。今回の使用を体験するのは、18日に続いて、なわけだけれど、一回じゃ気づけない部分もいろいろあって、ああなるほど、と思ったりもするし、それ以上に、だ。こういう興奮、幸福はもう、何度だってあっていい。

 序盤、ハード・ロックのモード全開なシングル・メドレーから「SADISTIC LOVE」を展開していくくだりが、やっぱり、最高潮に好き。荒削り、高度な洗練はまったく感じさせないにしても、あそこの、テンションの上がり具合ときたら、それこそ「喜びの歌」じゃないのだが、止まらねえ、ってな勢いがある。そして「SADISTIC LOVE」を経、ソロ・パフォーマンスに入り、「1582」で亀梨くんが、中央のステージへ向かい、肌の出た肩に刀を担ぎながら歩いて行く姿の、なんとさまになっていることよ。心底しびれる。以前に観たときは、「SADISTIC LOVE」の終わり、檻に入れられた亀梨くんが頭上高く宙づりにされるのと、「PIERROT」の中盤で、バイクにまたがった田中くんがアクロバティックなアクションに挑むのに、すげえ命がけじゃん、度肝抜かされたのであったが、よく見ると、ちゃんとスタントマンの人と入れ替わってるんだね。そりゃそうだ。しかしそれはそれで違和感を覚えさせぬよう、施された演出の巧みを見事というよりほかない。

 そういえば、「peak」もやったな。あれのクレーンで上空に吊されたままのパフォーマンスだって十分におっかねえ。

 個人的に、中丸くんのバンジー・ジャンプには重要性をあまり感じていない、つもり、であった。だが、この日、一度は躊躇ったものの、5万人規模の観客が、10、9、8、7、カウントダウンしていき、それが3、2、1、ときて、やあっと成功したときの、あの達成した感の共有は、十分に、あり。中丸くんも、ようやく肩の荷がおりたらしく、MCのコーナーではずいぶんリラックスしていたもんな。

 そのMCのコーナーの直前に、今回の記録的な公演が成功したことの公開記者会見が行われて、内心、ああこれで曲数が削られたらいやだなあ、ついついせこいことを考えてしまったのはここだけの話にしておきたいが、受け答えからはメンバー全員の充実した様子がうかがえ、それはじっさい、ショウ全体の余裕にも結びついていたふうに思う。

 照明と水柱が美しく調和する「WATER DANCE」、そしてヘヴィなグルーヴが轟くなか、儚げな叙情が、矛盾するようだが、どこまでも激しく熱唱される「MOON」の、とくに最後の一節、〈生まれ変わっても / 抱きしめてね / 夢の中でいいよ / 私を愛して / SO PLEASE〉に至ったさいの高揚には、えもいわれぬ。この「MOON」もそうだし、「1582」や「PIERROT」もそうだが、随所に和のテイストを盛り込み、生かすことで、視覚と聴覚、双方のレベルに独特な世界観があらわされていた。

 どうやら「Real Face」の、JOKER(田中くん)のラップを、頭のほうは亀梨くんが、後ろのほうは田口くんが請け負うというのは、パターンとして決まっているみたいね。

 日替わりのコーナーでは、懐かしい、という感想をメンバー自身漏らしながら、「HAERT BREAK CLUB」や「MIRACLE」などが披露され、続く「うたいつづけるとき」もよかったよね。〈今ここにいる俺たち / 何ができるのだろう / 傷つく覚悟さえもできてないのに / くり返す日々の中で / その答えが知りたくて俺は / 今日も遠い空に手をのばす〉のである。こうした若さの葛藤をテーマにした曲は、最近のKAT-TUNにはあまりないのが残念なほど、グループのイメージにとても似合っていて、ぐっとくる。

 もちろん、すべての場面がクライマックスではあるのだが、赤西くんのソロ・タイムで「WONDER」がかかって、ああ、このあいだ一回耳にしただけなのに、こんなにもこれを楽しみにしてたかよ、と自分でも思ってしまう。クリスタル・ケイとのコラボレイトなうえ、バックのダンサーが女性であるからか、会場の女性客の、といってもまあ、おおよそが女性の観客なわけだが、そのテンションは微妙になっているのが如実に伝わってくるほどであったけれども、いや、イントロから燃えるし、ブラック・ミュージック指向のリズムも気持ちよく、赤西くんが非凡なシンガーであることを証明する。好き。どうか、KAT-TUNなんて興味ないよ、という向きにも、届けられる機会があって欲しい。

 疾走感にあふれる「SHE SAID」と「Peaceful Days」で、大団円のアンコールが迎えられるのはいつもどおり、いったん幕を閉じたのち、今日は「ハルカナ約束」が聴かれるだろう、と期待していたら、アリーナの後方から、あれ、誰かきた、誰、誰、う、おおお、関ジャニ∞の安田くん、安田くんばかりじゃない、大倉くん、錦戸くん、あのカメラぱしゃぱしゃやってんの丸山くんじゃねえか。びっくりすらあ。まさか、お祝いの言葉と花束を持っての登場である。

 関ジャニ∞の半分を交え、満を持して〈ナ・ナ・ナ・サ・ク・カ・ナ・ハ・ル・カ・ナ・ヤ・ク・ソ・ク / マ・ワ・ル・ナ・モ・ナ・イ・ヤ・ク・ソ・ク〉、「ハルカナ約束」が響き渡る。赤西くんと錦戸くんのツー・ショットを眺めながら、このときがずうっと続けばいいのに。願わずにはいられない。

 しかし、ああ、こうしてまたあたらしく、遙かな約束が名もないままに刻まれ、終わりのない日々は回っていくのだろうね。いやいや、ほんとうに楽しかったあ。

 5月18日の公演について→こちら

 『Break the Records -by you & for you-』について→こちら
 「RESCUE」について→こちら
 「ONE DROP」について→こちら
 「White X'mas」について→こちら
 『KAT-TUN III - QUEEN OF PIRATES』について→こちら
 「DON’T U EVER STOP」について→こちら
 「LIPS」について→こちら
 「喜びの歌」について→こちら
 『Cartoon KAT-TUN II You』について→こちら
 『Live of KAT-TUN “Real Face”』DVDについて→こちら
 「REAL FACE」について→こちら

 DVD『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』について→こちら

 コンサート『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』(8月5日・東京ドーム)について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽(08年)
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