ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年04月04日
 Young Desire

 1曲目のタイトルが「THIS IS AGGRESSIVE MELANCHOLY」っていうのは、なるほど、言い得て妙だ。LAPKOはフィンランド出身の3ピースで、どうやらサード・アルバムであるらしい『YOUNG DESIRE』によって、その存在を知ったのであったが、たいへんせつなはげしいギター・ロックにたまらなくなる、とても酔いしれる。耽美なセンスでグランジ的なスタイルにアプローチしたかのようなサウンドは、たとえばイメージとして、イギリスのMUSEやアイルランドのJJ72などに近しいものだろうか。しかし、それらのアーティストと比べたさいに楽曲は、コンパクトかつポップにまとまり、エッジのするどく尖っていることが、LAPKOの特性だと思われる。憂いに満ちたメロディが、ハードなピッチでドライヴする演奏をまとい、黄昏色の彼方から感情のひどくささくれだったところへ、ダイヴ、急降下してくる、そうした表現のどこか、くらくらとする眩暈のなか、スリルと叙情とが深く交わっているみたいだ。ハイ・トーンで中性的なヴォーカルは、ときおりRUSHのゲディ・リーにも似ていて、それがいかにもYOUとIの刹那的で感情的なフレーズを迫真の呼び声に変えている。呼ばれたのか。胸の奥で動かされるものがある。いやはや、すべてのナンバーが、正しくアグレッシヴ・メランコリーと喩えるのにジャストな響きを持っているけれども、とくに3曲目の「MIAMI VICER」や5曲目の「HUGGING THE PHONE」、6曲目の「DEAD DISCO」、10曲目の「PARANOID」あたりが、痺れるほどに、うつくしく、悲しく、荒々しく、厳しく、鮮やかだ。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(09年)
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