ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年03月05日
 Xo

 MY CHEMICAL ROMANCEというバンドに関しては、たとえば「I'M NOT OKAY (I PROMISE) 」のポップさは決して嫌いじゃないのだけれども、やはり、02年のファースト・アルバム『I BROUGHT YOU MY BULLETS, YOU BROUGHT ME YOUR LOVE 』の、初期のIRON MAIDENにも似たふてぶてしい勢いが好きであって、じょじょにドラマを洗練しながら、シアトリカルになっていくサウンドには、すこし、歯がゆさを覚えてもいた。そのような聴き手にとって、ギターのフランク・アイエロによるサイド・プロジェクト、LEATHERMOUTHのデビュー・アルバム『XO』は、まさに我が意を得たりの一作となっており、うれしい。ゴリゴリとしたギターのリフとギャアギャア叫んで回るヴォーカルを基調に、パンキッシュなスピードもしくはハードコア的な荒々しさを、つよく押し出している。すなわち、アングリーであり、アグレッシヴである、が、キャッチーなポイントも十分にある。フランクが、MY CHEMICAL ROMANCEのソング・ライティングにどれだけ貢献しているのかは、くわしく知らないのだけれど、ここで聴かれる楽曲の結構は、メリとハリの印象がそのままフックとなって響くほど、かっこうよく決まっている。もしも、ずぶの新人であったなら、大プッシュしているよ。ただなあ、惜しいと思われるのは、じつはフランク自身がつとめているヴォーカルで、いまやスクリームは、どれだけ喚こうが一つの定式でしかなく、それだけではインパクトとして弱い、薄い、ともすれば絶叫のうちに、深み、表現力さえ求められる、そうしたとき、強烈な個性を持てず、その他のエレメントが大胆かつパワフルにはじけているぶん、やや力量足りずにも感じられてしまうのである。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(09年)
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