ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年11月28日
 家族とかのことを描いてるのが『かの人や月』だったら、こっちは恋愛みたいなものに焦点をあてている。ただ、それは明確に恋愛だとは断言されていない。断言されていないことによって、感情の「きよくやわい」面が強調されている。2話目を読んだときに思い出したのは、この間読んだばかりの瀬尾まいこの小説『幸福な食卓』であった。とはいっても、『幸福な食卓』の終盤、自分を守ってくれていた大切な人が自転車に乗ってるところをダンプカーに撥ねられ日常から不意に消える、という部分が似ているというだけの話だけれども、たぶん両者に因果関係はなくて、そういった展開自体がありふれたものだとも思える。テーマとして置かれているものはべつなので、簡単にいっしょにはできないが、しかし、そこにある喪失感はほぼ同等と見ていいだろう。とした場合、僕などはこのマンガの描かれ方のほうが納得できる。それはけっしてマンガと小説という立場の違いから生まれるものではない。どちらのほうが生きている感情をうまく捉えているかということだ。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック