ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年02月12日
 ONE DROP [初回限定盤] [CD+DVD] ONE DROP [通常盤] [CD]

 デビュー時より、せつなかっこいいハード・ロックのモードをいくKAT-TUNだけれども、バラード・タイプの「White X'mas」をアクセントに置き、ふたたびこういう、「ONE DROP」のような、はげしいアタックを全開にしたナンバーをシングルとして繰り出してくるのだから、まったく、ぶれがない。冒頭のSEを抜きにして考えたら、約3分の程度にまとまったナンバーは、たとえばブレイクとなる箇所に、おおげさなギターのソロ・プレイを差し込み、中丸くんのヴォイス・パーカッションを入れ、さらにはJOKERこと田中くんのラップをもうちょい長めに設定することもできたろう、が、あえてそうせず、まるでエディットのヴァージョンみたいにばっさりと、メインのパート以外は切り捨て、編成されている。そうしたアプローチはもしかすると、ギミックを盛りだくさんにゴージャスでグラマラスな路線をとった「DON'T U EVER STOP」の真逆だとさえいえる。しかし、そのシンプルさが、ソリッドなタイミングを生み出し、テンポはハイでありながらも、爽快な勢いで跳ねる「喜びの歌」やスピード・メタル的な疾走の「LIPS」とはまた異なった質感の、じつにこのグループらしい展開をもたらす。ハーモニーを裏で支える赤西くんのヴォーカルが、要所要所で、前に出てくるところも良い。この、エキサイティングな表題曲に加え、カップリングの「D-T-S」も、なかなかに侮れない内容である。Sean-Dというライターに提供された歌詞は、あきらかに、スキャンダリズムを撃っている。それがギターのダイナミックなバンド・サウンドにのって、たそがれ、憤り、うたわれる。マスコミのネタにされがちな立場からしたら、ある意味で、リアル系のエモーションであろう。〈もうちょっと You ちゃんと 準備して出直して 安くないぜ〉というあたり、皮肉がきいているよね。ここにきて、JOKERのラップが、ふてぶてしい。いかにもハード・ロックの様式美ふうなキーボード・ソロから、HaHa、と声荒げたラップを決めてゆく、このようなくだりはアイディアとして抜群であり、他に類をあまり見られない。「ONE DROP」も担当しているha-jのアレンジは、グループの特性をよくわかっている。正直をいえば、昨年にリリースされた『KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-』が傑作すぎて、あれを越えるものはもうつくれないんじゃねえか、という気がしてた。だがしかし、である。「DON'T U EVER STOP」を、「White X'mas」を、「ONE DROP」を、そして来月に予定されているシングル「RESCUE」を、おそらくはぜんぶ含めるに違いない次のアルバムも、いやいや負けず劣らず、とんでもない作品になるのでは、そんな嬉しい予感が、ひしひしとしている。

 「White X'mas」について→こちら
 『KAT-TUN III - QUEEN OF PIRATES』について→こちら
 「DON’T U EVER STOP」について→こちら
 「LIPS」について→こちら
 「喜びの歌」について→こちら
 『Cartoon KAT-TUN II You』について→こちら
 『Live of KAT-TUN “Real Face”』DVDについて→こちら
 「REAL FACE」について→こちら

 DVD『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』について→こちら

 コンサート『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』(8月5日・東京ドーム)について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽(09年)
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KAT−TUN/ONE DROPのPV動画
Excerpt: 「KAT−TUN/ONE DROP」のPV動画を探してみました。
Weblog: PV検索/PV-SEARCH
Tracked: 2009-03-28 22:36