ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年01月25日
 この4巻に入って、花火と誓、そして雪音の三角関係が、やたら生々しい展開を見せているような、ななじ眺の『コイバナ!』である。好きになってしまった男子に、自分では決してかなわなそうな恋人がすでにいる、さてどうしたらいいか、の展開をいかに描くかが、このマンガのポイントになるだろう、と考えていたわけだけれども、劇的なドラマを用意し、状況を一変させるのではなく、言い方は悪いが、せこいアプローチを積み重ねることで、相手の心変わりを期待しちゃうだなんてのは、こうしたピュアラブルなラヴ・ストーリーのヒロインらしからぬ、邪の道ではないかしら、という気がしないでもないが、意外と現実の恋愛だってそんなものだしね、とは思う。他人からは磐石に見えていた誓と雪音の隙を、まあ花火の立場からしたら自覚のないまま、突いて、別れのきっかけをつくってしまう。以上が、ここでのくだりであって、おかげで誓と急接近できたことに、多少は罪悪感を覚えながらも、結局のところ、うきうきしちゃう花火は、でもやっぱりちょっと、客観的には、嫌なやつだねえ。要するに、恋愛においては物質的に近くにいる人間がいちばんつよいの理論、の勝利でしかないわけだからさ。しかし必ずしも悪者となっていないのは、三角関係にあとから加わった人間の、こういうかたちでしか恋愛を成就できない仕方なさに、それなり説得されてしまうものがあるからだろう。それで十分なのに、はたして読者の目に向けてのフォローか、あるいは今後の物語のためになのか、雪音の人格に致命的な非があるように持って行っちゃう、持って行こうとしているのだとしたら、程度が低すぎる、疵となりかねない。そのへん、ほんとうはどうやって転がすつもりなのか、次巻以降を待たなければならないが、うまくやって欲しく。

 3巻について→こちら
 2巻について→こちら
 1巻について→こちら

 『パフェちっく!』
  22巻について→こちら
  19巻について→こちら
  14巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ(09年)
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Excerpt: 今日のブログ10選!毎日その日の更新ブログを調査しています。花火についての最新...
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